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秋の夜長といえば…
ありきたりですが、読書。 山田詠美が読みたくなります。 はじめて山田詠美の作品を読んだのは 高校のときの現国の模試、「風葬の教室」でした。 模試だってことを忘れるくらい、ひきずりこまれました。 私には文章の上手い・下手は分からないのですが、 それでも あ〜、この人は上手いなあって思ってしまう。 抽象的だけど具体的、というか。 シズル感があるんですよね。 甘いかおりとか、あたたかい湯気とか漂ってきそうな。 それでいて、鋭い。 お母さんが甘いケーキを焼いている隣の部屋では 主人公は自殺を考えている。 その対比にドキッとしてしまう。 山田詠美作品の中でも、少女が主人公のものって好きなんですよね。 子供と思っていても女は女なんだと思い知らされる。 でも自分の小さかった頃を思い返すと、 何も考えてなかったような… 子供じみてましたね ^ ^; あま〜いココアでも飲んで読むとしますか。 ココアにバターを少し入れるとおいしいって知ったのも 山田詠美のおかげかも。
by say-ya75
| 2004-09-29 11:01
| 本
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